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ボルドーの歴史

ボルドーの町は紀元前300年にケルト系ガリア人によって創設され、ブルティガラと呼ばれました。 紀元前1世紀にはローマに占領されて主要な交易港となり、ワイン生産が盛んで商業地として栄えました。 4世紀には、アクイタニア・セクンダ属州の州都となり、大司教座がおかれました。 5世紀にローマ帝国が崩壊した後にゲルマン民族の一派であるゴート人に支配され、10世紀にはノルマン人のヴァイキングの侵略を受けました。 732年にはイベリア半島から来たアブド・アル・ラフマーンのイスラム軍に占領されています。 1154年、アキテーヌ女公エリアノールがやがてイングランド王となるヘンリー2世と結婚したため、12世紀から15世紀にかけて イングランドの支配下に入った。だが、イングランド軍はフランス軍との戦いに敗れ、百年戦争末期の1453年に撤退し、 フランスに奪回されました。イングランドの支配下である程度の自治を享受していたため、1548年から1675年にかけてボルドーは フランスの支配に対して反逆しました。ボルドーは18世紀に西インド諸島との貿易で黄金時代を迎えます。 フランス革命時には、穏健共和派であるジロンド派の本拠地でした。ジャコバン派による恐怖政治の時代には、 ボルドーのジロンド派に対して報復が何度もなされました。1871年、普仏戦争が敗勢に陥る中、ボルドーで国民議会が開催され、 ボルドーにフランス政府が置かれました。この時に、ティエールが行政長官に選ばれました。1880年ごろから、 ブドウのべと病を防ぐボルドー液が使われ始めましあ。 第一次世界大戦中にも、ドイツ軍がパリ近郊まで迫ったため、フランス政府がトゥールを経てボルドーに遷されました。 第二次世界大戦でも1940年6月にパリ陥落を前に一時期政府が置かれましたが、間もなくドイツ軍に占領され、政府はヴィシーに遷ります。 その後もドイツの占領下に置かれましたが、1945年4月、連合軍の手によって解放されました。当時、レジスタンス運動の指導者だった ジャック・シャバン・デルマスが戦後の1947年から1995年まで長期にわたってボルドー市長を務めたそうです。

 

出典 世界のワインよりワイン情報の参考とさせていただきました。

 

ボルドーワイン

ジロンド県全域にわたる地域で「ボルドー」を名乗ることができ、この一帯は世界的に最も有名なワイン産地の一つです。 ここで産出される赤ワインは、クラレット/クレレ(Claret)とも呼ばれます。 また、白ワインについてもソーテルヌの甘口な貴腐ワイン、ソーテルヌ・ワインなどがその高い品質で知られています。 ボルドー産の赤ワインに使用されるブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルローといった品種が中心で、 適度な酸味と甘みが溶け合い、その繊細な味わいから「ワインの女王」と称されています。 ボルドーでもサンテミリオン地区で生産される赤ワインにはメルローの使用割合が多くなり、また違った味わいを持っています。 一方、白ワインではソーヴィニヨン・ブランといった品種が多く使用されています。 しかし、ソーテルヌ地区で生産される甘口の貴腐ワインにはセミヨンが使用されます。 ボルドーでは、古くから品質にしたがってワインの格付けが行われていて、 1855年のメドック地区における赤ワインの格付けが特に有名です。

ブルゴーニュの歴史

ブルゴーニュの地名は中世初期にこの地方を支配したゲルマン人の一派ブルグント族に由来します。 この地方には欧州中世史上重要な意義をもつクリュニー修道院やシトー修道院などが創設されました。 その後、フランス王国の分封国(アパナージュ)としてブルゴーニュ公国となり、14世紀後半からのフィリップ豪胆公、 ジャン無畏公、フィリップ善良公の時代には、欧州の経済先進地帯であった低地地方ブラバント、エノー、ホラント、 ゼーラントなど(現在のベルギー、オランダ)を次々と併合し、隆盛を極めました。 シャルル豪胆公没後に男系が絶え、ブルゴーニュはヴァロワ朝フランスに、一部はハプスブルク家に併合されました。

ブルゴーニュワイン

ワインの産地名(AOC)上の「ブルゴーニュ」は、ブルゴーニュ地域圏のコート・ドール県に属す コート・ド・ニュイ(Cotes de Nuits)、オート・コート・ド・ニュイ、 コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)、オート・コート・ド・ボーヌ、ソーヌ=エ=ロワール県に属す コート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)、マコネー(Maconnais)、ローヌ県のボジョレー、さらにその遥か西方に位置するヨンヌ県の シャブリの8つの地区から成ります。ブルゴーニュ地域圏の中心都市ディジョンから、ソーヌ川の下流、南のリヨンに至るまでの地域は、 ブルゴーニュのワイン街道と呼ばれ、優れた産地が集中しています。なおブルゴーニュ地域圏では上記8地区の他に 南西端のニエーヴル県プイィ・スュル・ロワール村で作られる白ワインのプイィ・フュメが有名ですが、 この地域はブルゴーニュではなくロワールワインに分類されます。ブルゴーニュは、フランス南西部のボルドーと並び賞され、 世界で最も有名なワイン産地の一つです。 ワインの呼称に「ブルゴーニュ」を含むためには、赤ワインはピノ・ノワール、ガメイ、ピノ・リエボー、 セザール、トゥルソ、ピノ・グリ、白ワインではシャルドネ、アリゴテ、ピノ・ブラン、ムロン・ド・ブルゴーニュなどの 品種を使用しなければなりません。AOCブルゴーニュ、コート・ドール県とシャロネーズ地区およびその地区の産地を名乗るためには、 白ワインであればシャルドネ、赤ワインであればピノ・ノワール種を100%使用しなければなりません。 ボジョレーとマコネー地区はガメが主体であり、ヨンヌ県で作られる赤にはセザール種とトゥルソ種が使用されています。 ボジョレーとそのより限定された産地を名乗る赤ワインには、主体にガメが使用され、「マコン」などマコネー地区を名乗る赤ワインは、 ガメ、ピノ・ノワール、ピノ・グリの3種から造られるとされます。 ブルゴーニュのAOCは、地方名(ブルゴーニュ)・地区名(コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイなど)、 村名(ヴォーヌ・ロマネなど)・畑名(ロマネ・コンティなど)があり、範囲が狭くなるほど規制が厳しいようです。 地方名ブルゴーニュのAOCは、赤の「ブルゴーニュ」はピノ・ノワール種100%、白は通常シャルドネで造られます。 この下に「ブルゴーニュ・グラン・オルディネール」や、「ブルゴーニュ・パストゥ・グラン」があります。

シャンパンとは

一般には、仏シャンパーニュ地方で生産されたブドウのみを使い、瓶内二次発酵を行った上で封緘後15ヶ月以上の熟成を経た、 いわゆるシャンパン製法の発泡ワインを指します。元となるワインは様々なレシピによりブレンドされる点や、 二次発酵のために発泡のもととなるシロップを添加(ティラージュ)、また仕上げにリキュールとシロップの添加(ドサージュ)する 点も特徴です。ほぼ同様の工程を経た発泡ワインに、スペインの「カヴァ」、イタリアの「スプマンテ」、 ドイツの「ゼクト」等がありますが、シャンパンはその選定基準の厳しさと熟成期間の長さにおいて突出しています。 現在シャンパンと言う場合、1919年にアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(原産地呼称統制)法、 略称AOCによって定められた定義に基づいて、シャンパーニュ地方でつくられた8つのブドウ品種、 ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ系の全てを材料として醸造された 発泡性ワインのことです。シャルドネが指定品種の中に含まれていないのは、シャンパンがAOCに指定された当時は、 ブドウ品種の分類に関する研究があまり進んでおらず、シャルドネはピノ系のブドウと思われていたためです。 AOCが制定された当時、シャンパーニュ地方以外の地域でもシャンパンという名称で発泡性ワインが生産されており 、発泡性ワインの一般名称でした。現在でもカリフォルニア・シャンパンという呼称でカリフォルニア産の発泡性ワインが つくられているのは、200年以上生産されてきた歴史に基づいています。 ですが近年では、フランスのAOC法が尊重され、AOCの規格に則って製造されたシャンパーニュ地方製の発泡ワインだけが、 シャンパンと名乗ることを認められ、その他のフランス製発泡ワインはヴァンムスーと呼びます。
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